小林写真工業株式会社の
デジタル事業
所蔵されている史料を歴史資料の研究に
先人達の積み重ね、残してきた歴史、記録。
貴重な原本、劣化の進む史料、保存だけでは歴史が止まってしまいます。
今、次の時代へと引き継がれようとしています。

記録・保存対象資料
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1.古文書・貴重書
- 貴重書や劣化など一般に閲覧出来無い史料。
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2.古地図・図面
- 貴重書で、大型史料が多く活用しにくい史料。
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3.絵巻
- 貴重書で、長尺物が多く活用しにくい史料。
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4.古写真・アルバム
- 乳剤剥がれ等の劣化や貴重な記録写真など活用しにくい史料。
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5.ガラス乾板
- ガラスで作られた古いフィルムで、非常に活用しにくい史料。
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6.新聞・雑誌
- 紙質的に劣化がはげしい物が多く、史料数も多いので活用がしにくい史料。
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7.劣化史料
- 青焼きや湿式コピーなど劣化と共に、消失の恐れのある史料
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8.フィルム
- 活用にはリーダーなどの機器が必要な史料
デジタルアーカイブ化の流れ
1
事前調査
資料の形状、劣化状態、数量などをお伺いします。
2
打合せ
調査の結果をもとに、最適な撮影方法や品質(解像度)を提案いたします。
3
デジタル化
画像編集による破損資料の修復や画像接合処理を施したデジタル化も可能です。
4
保存・活用
WEB公開、レプリカ作成、デジタル出版などの活用が可能です。
撮影・デジタル画像
PHASE ONE社の高画素数のデジタルバックと自社開発のカメラで撮影する事により、高精細・高画質なデータを作成しています。
画像解像度 | 有効画素数 | 撮影範囲(300dpi) | |
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EOS 5D Mk2 |
2100万画素 | 5616×3744px | 475×317mm |
EOS 5Ds |
5030万画素 | 8688×5792px | 735×490mm |
PHASE ONE P45 |
3900万画素 | 7216×5412px | 610×459mm |
Leaf Credo50 |
5000万画素 | 8280×6208px | 701×525mm |
PHASE ONE IQ180 |
8000万画素 | 10328×7760px | 874×656mm |
PHASE ONE IQ4 150MP |
1億5100万画素 | 14204×10652px | 1202×902mm |
カット割に対応
右図はAOサイズ図面(841mm × 1189mm)の機材別撮影イメージです。(※300dpiで撮影した場合)
P45カメラでは4カットの分割撮影が必要となるサイズでも、IQ4 150カメラを使用すれば1カットで撮影可能です。
撮影資料の大きさや用途に応じた最適な撮影をご提案させていただきます。

出張撮影に対応
外部への持ち出しが困難な史料の撮影を一眼レフ撮影から大型CCDでの高精細・高解像度での出張撮影をさせていただいております。
データ加工に対応
大判の絵図や巻物、掛け軸といった1カットでの撮影が困難な史料も画像編集による接合が可能です。
活用
- 縮刷製本・レプリカ作成
撮影フィルム・撮影データよりプリント出力をして、製本をします。
レプリカとは違い、使いやすい大きさでの出力が可能です。
製本も簡易製本から本格的な製本まで、用途に合わせて作成出来ます。 - Web活用・デジタルアーカイブ
保存・保管している貴重な史料を全世界に向けてより多くの研究者に発信する事が出来ます。
当社ではアナログ撮影の時代から培ってきた技術を、デジタル撮影にも活かした撮影方法を行っています。
保存史料を傷めず、適切に撮影が出来る自社制作の撮影専用複写台もその一つです。
保存媒体は変わっても、保存史料は変わりません。
ご活用の用途により、最適な方法をご提案させていただきます。