概要 この度、多年にわたり懸案であった『高野山大学図書館善本叢書』の刊行が決まり、その第1巻として『密宗年表』上下巻の2冊を、影印本として出版することになった。 『密宗年表』の文献名は広く知られている。それは、真言宗の歴史を年表の形で紹介した、昭和6年(1931)刊行の守山聖真編『真言宗年表』の事項の出典として数十点の文献が同書の巻末に記載されており、その中の一点として『密宗年表』が挙げられているからである。 ところが、これまでは、その『密宗年表』の書名のみが知られていて、それがいかなる文献なのか不明であった。いわば「幻の書」とされていたわけである。しかし、このたび、この『密宗年表』の内容が明らかにされ、世に出ることになったのであるが、この意義は極めて大きいものと言い得るであろう。 高野山大学図書館長 前谷彰(恵紹)
この度、多年にわたり懸案であった『高野山大学図書館善本叢書』の刊行が決まり、その第1巻として『密宗年表』上下巻の2冊を、影印本として出版することになった。
『密宗年表』の文献名は広く知られている。それは、真言宗の歴史を年表の形で紹介した、昭和6年(1931)刊行の守山聖真編『真言宗年表』の事項の出典として数十点の文献が同書の巻末に記載されており、その中の一点として『密宗年表』が挙げられているからである。
ところが、これまでは、その『密宗年表』の書名のみが知られていて、それがいかなる文献なのか不明であった。いわば「幻の書」とされていたわけである。しかし、このたび、この『密宗年表』の内容が明らかにされ、世に出ることになったのであるが、この意義は極めて大きいものと言い得るであろう。
高野山大学図書館長 前谷彰(恵紹)
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