南都狛姓楽家『東友弘家文書』DVD-ROM(PDF)版
製品概要
東家は古くからの南都狛姓楽家第三の家系で、代々、笙を業とし、左舞を伝承していました。
雅楽関係の譜本、日記、記録など、奈良氷室神社を本居とした近世末の南都楽所関係史料のほか、北天満町にかかわる史料が多数保存されています。
日記類はすべて友秋のもので、16歳にあたる弘化四年(1846)の「覚書」にはじまって、明治8年(1875)まで、約20冊、完全な形で保存されております。譜本類は東家第十代友安の自筆のものがもっとも多く、その先代の友隆や、のちの友家のものなど、管、絃、打の各楽器や舞の譜など、全般にわたって多数を蔵しています。
雅楽や当時の歴史を知る資料として、大変貴重な文書類と言えるでしょう。
今回はその膨大な資料の中から日記や譜本類を中心とした317点を、DVD-ROM版として刊行いたしました。

